恋は盲目、愛は永遠
唯子は私が車の運転をするという事実に大層驚いていた。
しかも家事全般できるという事実にも。
一体唯子の目には、私がどんな人種に見えているんだろう・・・。

私と唯子は20年が離れている。
確かに年の差というのは感じるが、だからといって話が合わないということはなかった。

それはお互い興味を持っているから、惹かれているから。
と私は思っていた。

それなのに唯子は、私から逃げ出した。

< 141 / 298 >

この作品をシェア

pagetop