共同生活
「棗さん、すみませんけど私次お風呂入っても良いですか?」


「ああ、俺はちょっと出てくるんでどうぞ。」


あれ?もう用事は終わったのかな?


「何かお買い物ですか?」


「ちょっと喉が渇いたんでコンビニにジュースでも買いに行こうかと思って、近くにあるのは便利ですね。」


「そうですか、もう暗いんで気をつけて行って下さいね。」


大家さんはそう言って微笑みながら会釈をして風呂場に向かって行った。



「ナオ、またどっか行くの?」


「ああ奈々さん、ちょっとコンビニまで行こうかと思って。」


玄関を出ようとした俺に後ろから奈々さんが話し掛けてくる。


「あっ!じゃああたしも行く!」


と言ってぱたぱたと小走りに近づいて来る。そして俺は奈々さんとコンビニへと向かった。
< 52 / 67 >

この作品をシェア

pagetop