共同生活

「大家さんと奈々さんは本当に仲が良いんですね。」


「え??そうですか??」


「はい、本当の姉妹みたいですよ。」


俺が微笑みながらそう言うと、大家さんは一瞬何かを考えるような真剣な顔になった後笑顔になった。


「じゃあ奈々ちゃんは私のお姉ちゃんですね!」


「大家さんの方が年下なんですか??」


「私の方が老けてます??」


大家さんは少し拗ねたような顔になって俯く。


「いや!そうじゃなくて!!同じくらいだと思ってたから...。」


俺が必死にフォローしようとしていると、大家さんは俯いたままクスクスと笑い出した。


「冗談です。私が24才で奈々ちゃんが25才なのでほとんど同じですね、棗さんの予想で当たりです。」


「そうだったんですか〜...」


俺は大家さんが機嫌を損ねなかった事を心底良かったと思い、胸を撫で下ろした。そんな時大家さんが


「そういえば...昨日の夜なんですけど...」


と切り出してきた!!