年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*


朝、目が覚めると狭いシングルのベットの上にいた。窮屈に感じ、身をよじるとぐっと体を寄せられた。

「あまり動くな。落ちるだろ。」


低い優しい透の声が聞こえて、ソファーでの昨日の事情を思い出し、顔を隠す。




「、、、おはようございます。運んで下さったんですね。、、すみません。ここ、狭かったでしょう、、?透さんのベットみたいに大きくないから。、、体を痛くないですか?」


心配そうに尋ねると、愛おしそうな表情をした透に頭を撫でられた。

優しい大きな手に触れたくて、手を伸ばした瞬間、自分の右手に光るものに目を入る。



「、、、え?」
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