年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*
腰の痛みで目が覚めた。
ガバッと上半身を起こし、辺りを見回す。
そこが昨日のホテルである事に気付いて顔が赤くなった。
夢じゃないかと思った。
あんなに振られ、拒否られた透に相手にしてもらえたなんて信じられない。
初めての行為に恐怖があったが、優しく触れる透の手に全く恐怖を感じなかった。
それに初めては痛いと聞いていたが、痛みは無かった。
それだけ、丁寧に優しく抱いてくれた。
慣れているだろう透に切なさを感じ、彩葉は胸が痛んだ。