年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*
立ち上がり、服を探すべくベットを降りると、近くのテーブルにお金が置いてあった。
透が置いていったであろうそれを握りしめ、しゃがみ込み声を殺して泣いた。
ここに居ない透が、その答えだ。
一度だけの関係。
それでもいいと思ったのに、こんなにも苦しい。、、、自分は欲張りだ。
初めてをもらって貰ったのに、その次も、、そのまた次も、、その先も、、透だけがいいと思ってしまった。
「ははっ、、、贅沢だなぁ、、。」
呟いた彩葉の言葉が部屋に響いた。