【完】ちょいワル先生と優等生
1日の授業を終えて、それでも少し頑張れそうだったから自習もして…
18:30 帰宅。
家にはお母さんと、既に仕事を終えたお兄ちゃんがいた。
「2人に…話があるの」
リビングに帰りを報告してから自室へ着替えに行こうとした矢先。
神妙な面持でお母さんがそう言った。
お兄ちゃんはネクタイを解いてスーツを脱いでいるところだった。
私はお兄ちゃんと顔を見合わせながら、ゆっくりとお母さんの向かいに腰を下ろした。