大好きだよ

「うん、。」


「聞いて驚くなよ…？」

なんて悠宇が言うもんだから、

さらに期待してしまう。




「す、す、すきな人が出来たんだ！！

だから、これから俺の恋愛相談を
聞いてほしい！！

これをお願いできるのは果林しか居ないんだ、頼む！！」


「え…。


あ！うん！もちろん！！何でも聞くよ～！」


あ…。ほらね…？
期待した私が馬鹿だった…。
というか、なんで私、期待しちゃったんだろう。。

有り得るわけないのに。
馬鹿だな～。



胸がぎゅっと苦しくなる。痛くなる。
こんな、気持ちになるのは悠宇だけだ。
やっぱり悠宇が好き。
でも、伝えることは絶対に出来ない。
この関係を壊すことは出来ない。

今の私には、悠宇の恋を応援するしか。
悠宇を支えることしか。