君の指先が囁いてる
嬉しいけど恥ずかしい


茜は俺の杖をしまい腕を組んできた


『翼、車とめてるから少し歩くよ』


『あいよ』


腕を組みながら歩く俺と茜



駐車場に着き茜の運転でドライブした


『出発進行~』


無邪気な茜


茜...

愛しいよ...


車内で茜は話しまくり(汗)


やはり俺は聞き役だった(笑)


一時間ぐらい走り茜が車を停めた


『翼、着いたよ!窓開けてみ』


潮の香りがした


『茜、海に来たんだね!』


『そうだよ!翼、少し歩こう』


俺達は砂浜を歩きだした


砂浜に座り込み波の音を聞いた


何の会話も無く無言で海を見てた


茜は俺の肩に寄り添って来た


俺は寄り添って来た茜の肩に手を回し茜の唇に触れキスした


何回も何回もキスした


茜と俺は近くのホテルに泊まり一夜を過ごした


俺は男の子から男になった


華奢な体の茜


優しく壊れないように、そっと抱いた


俺....


幸せだよ....


君に出会えて良かった



茜ありがとう



こんな俺だけど....


君を愛してるよ







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