君の指先が囁いてる
深夜まで小説を書いて清々しい朝を迎えた


夕方から茜とデート


ドライブかぁ....


楽しみだな



待ち時間とは長いもんだ(笑)


昨日、茜と過ごした時間とは大違いだ(笑)


けど....


待ち時間って幸せかもな



ソワソワしながら何回も時計を触った


髪型、服装を何度も母ちゃんにcheckしてもらった(笑)


母ちゃんには、しつこいって言われてしまった(笑)


俺の父ちゃんは仕事で、ほとんど家に居ない


そんな父ちゃんから電話きた


父ちゃんは母ちゃんから俺に彼女が出来た事を聞いて喜んでくれた



おっと時間が来た



遅刻するわけには行かない



俺は鞄から杖を出したて駅前に向かった


何回も歩いてる駅前までの道



同じ道でも好きな子に逢えるってだけで気分が違う



駅前に着くと俺は耳を頼りに茜の声を待った


かすかに聞こえてきた


『翼~こっち!今行くから動かないで待っててね』


人混みの中、茜の声を探す


こっちだ


声の聞こえる方に振り向いた


『翼~』





抱きついてきた






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