君の指先が囁いてる
それからの俺は家事や掃除、洗濯を頑張った


人の倍、時間がかかる

ゆっくり慌てず自分のペースで頑張った


そんな生活が一年


俺は小説家として成功した


茜も喜んでくれた


見えなくても感で出来る事が増えた


コップに水を入れる量までカンペキになった


見えなくても出来る事を証明したかった


茜の親と逢う日が、やって来た



その日の俺はスーツに着替え一人で茜の家に向かった


茜の家の前まで行く道のりが重く感じんた



何を言われても俺は負けない....



茜.....


今日、答えを出すよ




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