君の指先が囁いてる
色んな声の女の子


そんな中、一人の女の子が話しかけて来た


この子はキツイ香水の匂いもせず、甘い匂いもしない



シャンプーの匂いがした


凄く良い香りだった


何故か分からないけど俺は心臓がドキドキした


『翼君、私は椎ノ木茜(シイノキ アカネ)宜しくね』


『うん!よろしくね』


茜ちゃんかぁ~



どんな顔してるんだろぅ~


目が見えない分、声で顔を想像してます(笑)


これが茜との出逢いだった





< 7 / 91 >

この作品をシェア

pagetop