白い騎士

元カノ

びっくりした、、、。
まさか玲於くんがそんなこと思ってたなんて。
まだドキドキがおさまらない。
(あ、これ、どうやって帰るの？)
朝は慌ててたから何も考えてなかった。
んー、、、あの人たちに言っても絶対来てくれないし。
歩くか、、。
とぼとぼ歩いてちょっと心細くなってきた頃、前から来た車が急にとまってドアが開いたと思ったら咲也くんが降りてきた。
「ごめん！帰りの事考えてなかった！」
「私もだよ。大丈夫！迎えきてくれてありがとう！ちょっと心細かったから」
「あのさ、今日あいてない？」
いつもみたいに頭を撫でている。
「んー、、あいてる、かな」
「怜也が会いたがってるから遊んであげて」
「ん？いいよ。今日も咲也くんち？？」
「どっか行きたい？」
手を離してスマホを触り始めた。
「ん、、映画、見たいな」
「いいよ。はい、怜也から」
渡されたスマホには怜也さんからの通知画面
「りーほー？咲也と会えた？」
「うん！あのね、今日映画行きたい！」
「ん？いいよ咲也にうちに来るように言って」
「うん！咲也くん、怜也さんが１回家来てって」
「りょーかい。貸して」
スマホを渡すと少し怜也さんと話してすぐに切った。
「そのまま行っていい？」
「うん！」
「じゃありょう拾ってくか」
二日連続で遊べるなんて夢みたい、、。