白い騎士

あ、今日はお祭りだった。


そっちにいればまだ楽しいだろうね


そうしよう


一応連絡を入れてそっちへ向かう。

「あ、りほちゃんじゃん!久しぶり」


そう言って近づいてきたのは近所のお兄ちゃん、咲也さん。


「咲也さん。久しぶりです」できうる限りの笑顔を作ってみせる


「おっきくなったね。見ないうちにちゃんと高校生やってるんだね」優しい笑顔で頭を撫でられる


「うん。一応合格できましたよ~」


「制服似合ってるよ」わしわしされながらそのままにしていたら


「そろそろ行くよ~」とどこからか声がした

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