復讐をするまで忘れずに…
第4章
本川さんが襲われた事件から丁度1週間が経った。


「事件発生です。応援お願いします」


パトカーからの応援要請だった。



1週間前も事件があったのにまた起きるとは治安が悪くなったな。


今回は、私も担当につくことができた。


「了解です」


私達はすぐに向かった。
今日も私は桐谷凛先輩と一緒だ。
現場に着いた。現場には、先輩2人がいた。


「事件について説明をお願いします」


「はい。現場は、とある家のリビングだ。被害者は高橋心、26歳です。先程死亡が確認されました。撲殺されていました。詳しいことは分かりませんが、撲殺による出血多量だと考えられます。第1発見者は、被害者の妹の舞さんです。」

「撲殺か、」


26歳ということは私よりも年下だ。


「先週の事件と関係はあるんですか?」


「まだ分からない。妹さんはお姉さんが亡くなって何も話せる状況じゃ無いしな」

そりゃあショックだろう。
実の姉が殺されているのだから。


「被害者は妹と二人暮らしだそうだ。」

「両親は?」

「さぁ。そこまでは聞いてみないと。」

「まずは、証拠集めだ。」

「はい!」
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