復讐をするまで忘れずに…
安藤海央が、家の中に消えていった。


「今、入りました。」




「おいっ誰だお前達？」



部屋の中から声が聞こえてきた



そう、私達警察は先にあの家の中に隠れていたのだ


安藤が来ると信じて＿＿＿




「安藤を今逮捕しました」


安藤は、逮捕されて全ての容疑を認めた。


「こいつは絶対殺したかったのに。お前らのせいで」


安藤が不満の声を漏らす。



「それは残念だったな。でも俺らのせいではない。お前自身のせいだ」


先輩が言う。


「あぁ残念だ」


「私だけよく理解できてないみたいなんだけど教えてくれない？」


凛先輩が私に言った。


「この事件の被害者は全員とある孤児院にいた人達だっていうのは知ってますね？」


「うん。被疑者がそこの孤児院の職員の娘ってことも分かってる」


「で、被疑者の母親はそこの火事で亡くなったんです。その火事が被疑者は誰かの故意で起こったと知ったんです」


「それは本当のこと？」


「それはまだ確認状態です。この火事の犯人と思われる人は亡くなっていると考えていますので」


「ふぅーん。何であなたそんなに知ってるのよ？私、あなたの先輩だけど一切知らなかったわよ」


「私その火事の被害者ですし遺族ですので。自分でもこの事件が起きた時色々調べたので」


「そうだったの？そういえば両親いないのよね。火事で亡くなったの？」


「いえ、両親の記憶はありません。妹です」


「なんかごめんなさいね」


「いえ結構です。それよりこれで説明良かったんですか？」


「うん。ありがとね」
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