桃色の恋と青色の空
舞い散る桜
私は園田桃愛、高校2年生。友達からは「ももあちゃん」って、呼ばれてます。
髪の毛は少し茶色がかったウェーブ!この髪の毛は大好きなお母さんと同じなのです!私はこの学校始まって以来のマザコンで、友達からはひかれちゃうけど、お母さんを溺愛してます!ママは優しくって可愛らしくって、とっても頼り甲斐がある良いお母さんなんです。寒い日には、朝早起きして、大好きなシチューを作ってくれたり、クリスマスには私の大好きなパエリアを頑張って作ってくれます、ってすごくお母さん愛を語ってしまいましたが、実はそんなお母さんよりももっと大好きな人がいるんです!

楠木みづき、17歳
私の同級生兼好きな人。
でも彼はすっごく冷たいんです。例えば朝、私はいっつもみづき君のところに行って、おはようっていうのに
「・・・」
彼はフルシカト!
この前は、先生に頼まれてクラスの人数分の教科書を友達と半分ずつ運んでいたら
「重たそうだから、持ってあげる」
とみづき君が、おちない女の子はいないであろうキラースマイルで降臨。
優しい!と思っていたら彼は友達の分だけ全部持って、スタスタと歩き出してしまった。
「みづき君っ、私の教科書は持ってくれないの?」
って勇気を出して聞いてみたら、彼は立ち止まって一言
「知らね」
って返して、また歩き出す。
もうっ、なんなのよ!
彼が私のことを女の子としてみてないのは前から知っていた。でも好きになってしまった以上、今更嫌いになるなんてことできないよ・・・
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