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「俺がお前に言ったこと、無駄にしたくねーから」

「うん」

「いつも傍にいるから」

「うん」

話の途中から、ずっと堪えていた涙が頬を伝った。
あたしの流す涙に気付いた佑也は言った。

「お前、黙って泣くの上手くなったな」

佑也があたしの手に触れて、その手をあたしが握った。ずっとずっと、握り替えして手を離せなかった。最後に見た佑也の涙は、どんな宝石より輝いて見えた。明日が映りそうな涙だった。

この日が、佑也の温もりに触れられる最後の日になった。
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