好きって言えよ、バカ。
「はぁ……よかった」
ホッして、思わず声に出てしまう。
「何安心してるのよー、ってそっか。ご褒美は絃のキスだっけ?」
「へっ?……き、聞こえてたの!?」
「うん、ばっちり」
葵くんのバカーっ!
瞳に声に出して言われて、またドキドキしてしまう。
そうして、休憩を挟んで後半戦。
相手チームに先制点を取られたけれど、すぐに1点を取り返して、一対一の振り出しに戻る。
残り時間もあとわずか。
次にチャンスが回ってきたチームがきっと有利。
このまま終われば、PK戦。
何とか点を取って、行きたいところ。
両チームとも気合いが入る。