好きって言えよ、バカ。



「ねぇ、絃ちゃん」



「……っ」



遼くんが私の目の前に立って、顎をクイッとされて目と目が合う。



「きっとこれから俺に惚れちゃうよ?覚悟しててね、いーとちゃん」



そう言っておでこにキスを落とされ、私はドキドキしすぎて破裂寸前。



雅さん、蓮くん、葵くん。



3兄弟からの猛アタックにただでさえ困っていたのに……



今日から強敵がもう1人増えてしまいました。



< 202 / 306 >

この作品をシェア

pagetop