好きって言えよ、バカ。
「ほら、あの……私たちの親が知り合いだから、その……」
蓮くんのように上手く嘘をつくことが出来ない。
「なにしてんの?」
「れ、蓮くんっ!?」
突然現れたのは、またしてもあの蓮くん。
ずっとこっちに見向きもせず、無視していたのに……
いきなり私を取り囲む女の子たちの中に割って入ってきたものだから、群がる女の子たちは驚いていた。
それは私も例外ではない。
「はぁ……またお前、何かやらかしたのかよ」
「私は何もっ……雅さんが突然、学校に押しかけてくるからっ!!……はっ」
口に出してしまっては、もう遅い。
はっとして口を両手で抑えた頃には、鋭い視線と、呆れた視線に囲まれていた。
「やっぱり絃ちゃん……」
「えっ、いや……その違っ……」