好きって言えよ、バカ。
「……うぅ」
「お前、やっぱりバカだよな。絶叫マシン乗り続けて、コーヒーカップを回しすぎて酔うとか……」
「……っ」
言い返したいけど、気持ち悪くて言い返せない。
乗りたかったんだから、仕方ないじゃない。
でも、確かにやりすぎたかも。
「ほら、ここ座って。今、水買ってきてやるから」
蓮くんが肩を貸してくれて、近くの椅子に座らせてくれる。
ちょうどすぐ近くに自動販売機があって、蓮くんはそこに水を買いに行ってくれた。
次からは、少し気をつけて乗り物に乗らないと。
せっかくの楽しい時間が台無しだ。
私が1つ学んだ瞬間だった。