恩返しは溺甘同居で!?~ハプニングにご注意を!!
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俺一人が勝手に彼女のことを見続けて、もう一年経つんだな。
その彼女がこうして俺の胸で眠っている。一年前の自分には想像もつかないだろう。
祖母と暮らしたこの家で、他の誰かと暮らすことになるなんて思っても見なかった。しかもそれがあの『四葉のクローバー』の子とだなんて。
すっかり寝入っている杏奈を抱き直してベッドに横たえた。
起きてしまうかも、と思ったけれど、彼女はそのまま気持ち良さそうに眠っている。
杏奈の寝顔を見つめながら、彼女がこの家に来ることになったあの日のことに思いを馳せた。