恩返しは溺甘同居で!?~ハプニングにご注意を!!
突然大きな声を出した私に、修平さんはちょっとびっくりした顔をしている。
「渡したいもの?そう言えば部屋の前でも言ってたね。」
「うん。ちょっと待ってて!」
ベッドから素早く降りて、自分のバッグを探すと、入口のドアの前に落ちたままになっている。そうなった時のことを思い出して、瞬時に頭が沸騰しそうになった。
その記憶を頭の中から追い出したくて、頭を大きく振っていると、後ろから「杏奈どうかした?」と不思議そうな声を掛けられる。
あの時の、あなたとのキスを思い出して頭が爆発しました、なんて言えるわけない!!
足早にバッグを拾って、修平さんが座っているベッドサイドに戻った。
「これ、一応快気祝いなの。良かったら使ってね。」
バッグの中から取り出した、青いリボンがかかった包みを彼に向けて差し出した。
「俺に?わざわざ用意してくれたの?」
「うん…気に入ってもらえるといいんだけど…」
「開けてもいい?」
「もちろん!」
ガサガサとラッピングの紙をはがす音を聞きながら、私は生唾を呑み込むくらい真剣に彼の行動を見守ったおかげで、包みの中身を取り出した彼の瞳がキラッと輝いたのを見逃さなかった。
「これ!!」