Smile Days〜繋ぐ恋のバトン〜
ご飯を食べ終わり、私は少し外の空気を吸うことにした

懐かしい

去年私はこの大会で優勝した

あれから一年か、、

時間の流れってあっとゆうまだな

ぼーっとしていると後ろから誰かに声を掛けられた

「もしかして、立花蒼空選手かい?」

振り返ると、去年私が優勝した時、取材を、しにきた記者の田中さんが立っていた

「もしかして田中さん?」

田中さんはニコリと笑って

「覚えててくれたんだね!いやー、嬉しいよ」

少しぽっちゃりな田中さんは汗を拭きながら私の隣に来た

「立花選手は今年は何に出るんだい?」

そっか。田中さんには言ってなかったっけ

「私、水泳部や辞めたんです。競泳もやめました。」

田中さんはハッとしたような、驚いた顔をしていた

「あの事があったからかい?」

「いえ、私に泳ぐ意味がなくなったからです。」

私の言葉に田中さんは

「そうか。残念だな。僕は君の泳ぎを楽しみにしてたんだけどな」

と言った

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