クールな王子様に今日も恋してます〜この恋キミ限定〜
「痛た……っ、」
鼻にヒリヒリとした痛みを感じて手で摩る。
私、何に躓いて………
「…ボール?」
「ちょ、永絆…大丈夫!?」
慌てた顔をするなっちゃんが持っていたボールを離して、こちらに駆け足で駆け寄ってくる。
優しいなぁ……。
「えへへ…大丈夫!うっかりボールに躓いちゃって」
ボールに躓くなんて、私本当にドジすぎる…
運動神経が悪いことは、今日のことも含めてしっかりと自覚してます!
「さっきまで、ここ。ボール落ちてなかったけど。しかもいくら何でもこの距離までボール飛ばないよね」
バスケットボールを片手に抱えた水瀬くんが、こっちに向かって歩いてくる。
それは、いつもに増して冷淡な表情で顔を顰(しか)めていた。