クールな王子様に今日も恋してます〜この恋キミ限定〜




「ねぇ、水瀬くん……。本当にそれで水瀬くんは幸せ…?本当は無理して……」



雁字搦めに掴まれていた手を離され。



「…ごめん。もう俺のことはこれ以上構わないで」



言葉を遮るように一言そう言い放つと、水瀬くんは化学室から出ていってしまった。



それなのに。一瞬だけ見えた水瀬くんの表情は…冷たい言葉とは裏腹に、悲しそうな瞳で遠くを見つめていたのは、どうして…?



水瀬くんの気持ちが分からないよ…。



どれが嘘で…どれが本当なのか…



見せてくれた笑顔も全部、嘘ですか…?



電車や体育の時だって助けてくれたのは、水瀬くんが優しい人だからじゃないのかな。




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