例えば、XXとか。

3人がそれぞれに伊織からの返信を見て、集まることにした。



「 なぁ一人で神社行ったって事だろ 」

「 なんで一人で行くんだ、アイツは…… 」

「 どこの神社だと思う?伊織ちゃんに聞いても返事ないし… 近辺で有名な神社なら 」

「 碧斗、たぶん伊佐波(いざなみ)神社!」



優雅は自分の車で、滉は碧斗の車で向かう。


伊佐波神社まで駅から歩く私はたった一人。


もしかしたら知り合いに会うかも知れないと少しドキドキしながら行く。


伊織が神社へ近づくなかで、ある人も神社に向かっていた。

それがある亀裂を生むとも知らずに、皆が集まる。



視界が暗く、辺りは提灯が温かく人々を迎え入れている。

混雑し歩くのもやっとの私はひたすらまっくず行く。



「 碧斗、相当な人集りだぞ、探せるか?」

「 探せる 」



俺なら、伊織を見つけられる。

絶対に!



道路も混雑するため、なかなか進まない。

碧斗は優雅に神社の近くのデパート付近にあるパーキングに入れて歩こうと連絡。

それから一時間、やっと伊佐波神社に着いて電話をかける。



伊織、電話に出ろ……






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