例えば、XXとか。

怖い顔をして言う碧斗に正座させられる滉は何もしていないと言う。

伊織が寝ているから静かにしていようと宥める。

信じがたいが、嫌々信じる事にする碧斗。



「 何、碧斗が料理すんの?店じゃアイス盛るくらいなのに?」

「 ただのお粥だ!もう帰れ、バイトだろ 」

「 いや~ 残念、俺休みの日 」



チッ、と舌打ちする碧斗に滉はニコニコしている。

そこへインターホンが鳴り見ると、七聖が。

暇だから来たと言い、勝手に入ってくる。



「 おいっ 」

「 あっれ~ 七聖じゃん、久しぶり 」

「 滉!久しぶりだな~ あ、菓子持ってきた、食う?」

「 食う食う、碧斗ジュース~ 」



自由気ままに好き勝手する二人に怒り爆発。



「 いい加減にしろっ! 病人がいるんだぞ、さっさと帰れっ 」



大声で怒鳴る碧斗に、ごめんと謝る二人。

そこへ伊織が起きてドアを開けて、3人が気づく。



「 こいつらうるさくて悪いな、もう帰るから気にするな 」

「 伊織ちゃんごめんね、碧斗の声怖いよね 」

「 急に来てごめん、俺 七聖、具合どう?」



碧斗を押し退け滉と七聖が心配してくれる。

それがまた、嬉しい。

碧斗の優しい一面を見られ、その友達が心配してくれる。




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