例えば、XXとか。

翌朝。


リビングで目覚めた私。

体に掛けられている毛布を見て、碧斗だとわかった。

優しさを感じながら畳み、朝食にパンと目玉焼きを食べる。

片付けをして、碧斗が起きてくるのを待つ。



聞くだけでも聞いてみよ、よし!



時間は9時を回る。

ようやく碧斗が部屋から出てきた。



「 ねぇ! おはよ、あの、ちょっと話したいことがあるの 」

「 何、あ~ 腹へった 」



腹へった? これはチャンスかも……



「 コーヒー飲む?寒いしスープにする?パンならあるよ、卵も 」

「 だから何… 」

「 私が作ろっか?ね、座ってて!」



出来れば紹介してほしいし、機嫌悪くなると困るからね。



碧斗を座らせ、碧斗のために朝食を作る。

目玉焼きは2つ、パンをトースとしてコーヒーも合わせた。




「 さ、召し上がれ!」

「 ……普通だな 」

「 普通が一番おいしいの、食べて 」



目玉焼き2つなんて豪華だよ、私は1つだったしね。


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