例えば、XXとか。
滉に送ってもらい、碧斗と帰宅。
互いに言葉なくリビングで座る。
頭が考えるのを拒否してる。
今は眠りたい、静かに。
「 先に寝るね、おや… 」
「 伊織 」
碧斗……
優しい腕だね。
こうやって抱きしめられるの、好きだよ。
このまま眠りたいくらい。
あ、そうだ正月の事話さないと……
碧斗はバイトかな、せっかくだし一緒にいたいけど……
「 伊織、寝よう 」
部屋に連れて行かれ、私は自分のベッドですぐに眠りに落ちた。
しばらく寝顔を見て自分の部屋に行く碧斗。
店長に言われた事は正しい。
伊織が優雅を選ぶとしたら、考えたくないが俺が兄としての覚悟を決めた時だ。
今は、伊織に対してまっすぐでいたい。
「 後悔は、しない 」