絶対やせてやる!
「その言い方・・・絶対分ってないの時の言い方だよね。」

ちゃ~んと私を分析してる。

当たってるだけに言い返せません・・・。


「ご忠告ありがとう。」


そう言った私を見て妹が・・・

ギョっとした顔をした。


「も~!悪霊退散!」


え?は?なに?


びっくりして持っていたものを落とした。


「あ・・・。」

「みのりちゃん!それ!」


またしても・・・無意識って・・・

怖い。。。


「なんでここにこんなものが・・・。」

「それ、さっき余ったからって貰ってきたおにぎり!」

「何で私の手に?」

「また、記憶喪失のふり?

勝手に食べないでよお~。」

「知らないよぉ~。」

「デブの悪霊退散!」

「・・・。」

「もう、人の力じゃ限界だよお。神様~!」


妹ほのか胸の前で十字を切って天に向かって拝んでる。


そこまでするか?

姉に向かって・・・。

デブの悪霊ってさあ・・・。


「うるさいなあ~。もう寝る!」


結局デブは寝るのである。

食うか寝るかのどっちかで・・・。

「みのりちゃん・・・そこ・・・
虫行ったよお~。」

「ギャ~!!!!」

でも、やっぱり眠れないのであった。
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