絶対やせてやる!
目の前の古宇さんに気持ちがフラ~っとなるのは、
士幌のことでおかしくなった私の中の恋愛モードのシステムエラー。
古くからの友人だと言う二人からの古宇さんに関する情報は、
私には必要ない情報・・・
なのに・・・頭にすごい勢いでインプットされて・・・
変なところで恋愛モードのシステムがフル回転?
「一馬の黒髪って初めて見たよ。」
「そうね。こんなに短い髪も初めてじゃないかしら?」
「なんか真面目な感じになっちゃって不思議だけど、新鮮でいいよ。」
黒髪じゃなかったの?
初めて会ったときは・・・確か・・・
ロン毛の黒髪・・・だったはず・・・
茶髪のロン毛?
?????
この顔に想像すると・・・
どう考えても・・・・
ホストにしか見えないかも・・・?
「もう、女の子侍らせて歩いてる感じじゃなくて、
みのりちゃん一筋って感じよね?」
「そうそう。」
「おいおい・・・それって、今まで悪すぎたみたいだろ?
みのりさん、違いますから、話半分に聞いといて下さい。・・・」
慌てる古宇一馬 ――――
私に分からない英語で何か言ってる・・・
前の古宇さんって・・・
どんな人だったの?