絶対やせてやる!
予定表には、朝の6時からウォーキングとある。

「起きれるかな?」

「私、ムリ~。」

妹ほのかは低血圧だ。

朝が弱いから6時なんて無理だろう。

「じゃあ私だけ?」

「そうだね。」

今日は早く寝て明日に備えるとするか・・・。

って・・・




ギャァ~~~~~~!




「何?また虫なの、みのりちゃん。」
ほとんど呆れてる妹。


もー嫌!

こんなんで早くなんて寝られるかー!



それから数分、妹がまた虫退治に取り掛かる。

「みのりちゃんドア開けて!」

「はい!」


取りあえず私も逃げずにお手伝い。

叩いても死なないから外に出す。


出してもまた、どこからともなく入って来るんだろーけど・・・。



ピョンピョン跳ねる虫・・・


明日は出てこないことを願う。



「何か眠れないよね。」

「うん。電気点けとこっか。」

「だね。」

暗い中で、ボーっと天井を見てると何か落ちてきそうで眠れなかった。

「羊が一匹、羊が二匹・・・」


虫が一匹、虫が二匹・・・


ギャ~~~~~ア!夢にまで出てきたのだった。



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