絶対やせてやる!
管理棟前に集合だ。

バンガローを出ると外はひんやりとした空気でとても清々しかった。

こんなに早く起きてこんな気分がいいのはどうしてだろう。


管理棟につくと夕くんが待っていた。

「おはよう!夕くん。」

「おはようございます。みのりさん。」


う~~ん、朝からイケメン見るといい一日になりそうな気がする。


後から夕くんのお母さんも出てきて、

「夕が一緒に行きますから無理せずマイペースで歩いてきて下さいね。」

と言った。



朝のウォーキングって・・・
ちょっとした散歩と違うの?


確かに違ったのだった。




「さあ、みのりさん行きましょう。」

えっ?二人っきり?

ちょっとドキドキ。

な~んて思いながら夕くんのあとについて歩き始めたが・・・




ウォーキングってこれ、山登りじゃない?


夕くんと私は管理棟の裏山を登っていた。

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