絶対やせてやる!
4才になった幼稚園の2年目の夏―――

クラスが変わってしまったけど、まだその子に付いて回ってた。

そんな私のことを、

「みのりちゃんが太郎ちゃんのこと好きだって。」

と子供のくせにおせっかいな女の子が、その子に言った。

「みのりなんてブスキライ。」

速攻振られたが・・・

「うわ~~ん!太郎ちゃんのバカ~!」

泣き叫んだら、

「だったらこれ・・・。」

その子は私の手に何かを乗せた。

「・・・。」

「それうちまで持って帰れるか?」

それは・・・小さな緑色の・・・

カエルだった。


「うん。」


今考えると失神しそうだけれど当時はそれが怖くはなくて・・・


私は、大切に手の中に入れてうちまで持って帰り・・・


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