あなたに溺愛
真菜は俺の彼女

side 瞬

テレビの影響で、俺が店に出ると大騒ぎになったりするので、店を辞めることにした。


真菜も親から、もう店を手伝ってくれなくていいと言われたようだ。


真菜と毎日、学校帰りに会った。


一緒にカフェに入ったり、本屋に行ったり、手をつないで歩いたり、洋服や小物を買いに行ったり。


家政婦さんが来ない日は、スーパーで一緒に食材を選んで、俺の家で真菜が料理をしてくれた。


ふたりきりで家にいると、新婚さんみたいな気分になってくる。


「なにか手伝おうか? これ、刻んだらいいの?」

「ううん。瞬は自分のしたい事をしてて。私、瞬のために、食事を作ってると、幸せ感じちゃうの!」

「しあわせ?」
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