あなたに溺愛
真っ青になってる私に、

「それは、君次第だ」

と言って、不敵な笑いを浮かべた。


「そんな……」

「それから、君の名前分かったから。表札を見た」


多田くんは、私の手を握ると、

「真菜、好きだよ」


人目も気にせず、ささやいた。


私は手を振り払って、厨房へ逃げた。
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