Miseria ~幸せな悲劇~

「ふふ、私達もそんな娘のために集まってずいぶん間抜けなものね……」


その言葉に詩依は勢いよく立ち上がった。


「なになに?」


詩依は後ろの席で困惑する参列者を睨みつけた。涙で嗚咽しながら彼女達に近づいていく。


「あんたらなんかに、美花の、美花の何が分かるのよ……!」


詩依に怒鳴られて、美花を嘲笑した参列者達はびくりと体を震わせた。


やり場のない詩依の怒りが噴出した。詩依は拳を強く握りしめた。どうしても、美花を馬鹿にされたことが許せなかった。
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