見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
過去とは別人な人


翌朝、シャワーを借りてようやくバックの中から携帯を取り出すと、凄まじい着歴。

そのうち何件かは暁人で、あとはずらっと優子の名前が並ぶ。



びっくりして携帯を見つめていると、苦笑いした暁人が詩織の携帯を覗く。




「、、、、凄いね。鶴山さん、詩織が大事で仕方ないんだね?」


「、、、被害が及んでも優子ちゃんだけはずっと側にしてくれました。私の、、、かけがえのない存在です、、。」


「そっか、、、。それは何が何でも鶴山さんに認めて貰わないといけないね?俺もいつかは詩織のそんな存在になれるように頑張るよ?」


優しい暁人の表情に、他の男性には感じた事のないものを感じていた。
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