見合い相手は、変貌を遂げた御曹司
切ない顔をする辰巳に胸が締め付けられた。
結婚してからも何度も抱き合って愛し合っていたが、避妊をお願いしていた。
ただでさえ、私達が結婚したことにより更に詩織の孤独は深まったのに、その上子供まで出来たら、詩織が遠い暗闇に行ってしまう気がしていた。
そんな思いも分かってくれている辰巳は、無理強いはしないものの、必死に拒む優子に寂しさも感じていた。
「ごめんね、辰巳。、、、私のワガママを聞いてくれてありがとう。大好きっ、、!私も欲しいよ、、。辰巳との赤ちゃん。」
真っ直ぐ見つめて思いを伝える。
「うん、、、。早く帰ろう。俺らの家に。」
嬉しそうに笑う辰巳としっかりと手を繋ぎ、2人も家に帰った。