好きになっちゃ、ダメなんだ。

ううっ………

そんなにガン見されると緊張する…




「じゃあ、紺野さん。
 軽く自己紹介をしてくれる?」



先生にニコッと微笑まれ、


私は「はい」と短く返事をすると黒板にあった白いチョークを手に取る。




『紺野雫』





落書き一つない綺麗に消された黒板に

よくマンガとかであるように縦書きで自分の名前を書いた。

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