好きになっちゃ、ダメなんだ。
すると数秒もしないうちに再び通知音がなった。



『うん。もう、治ったみたい。明日から学校来るって。』



『そっか。よかったね!』



『ありがと! そっちもなんか進歩あったら教えてよ?』






「……進歩?」



何のことだろう?


スマホに向かって首を傾げる。




『進歩って何のこと?』



『そんなの恋に決まってんじゃん!』
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