記憶を失くした少女【完】




アパートに戻る途中、どうせなら少し違う道を行ってみようと思い、先ほどとは違う道を歩いていると、1つの美容院が目に入った。


_____〈☆Dream☆〉。


看板はとてもポップで、イマドキ風の美容院って感じ。


だけど、見た目は普通の個人営業みたいな雰囲気の木造店。

小さくて、地元の人は知る程度っぽい、お店だった。


「そういえば、この金髪好きじゃないから染めたいなぁ……………。ついでに前髪巻くの面倒くさいから、短くしたい」

……………………よし。


開店時間は9時となっている。

取りあえず今は帰って、まともな服に着替えたあとまた来よう。


そう思った私は、コンビニの袋をぶら下げなら慣れない道を帰った。





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