黄色いレシート
懐かしい景色
「しっかし、この辺も変わってきたなぁ」


土産話を聞き終えた友と雄介叔父さんの2人はフラリと表に出てきていた。


雄介叔父さんが旅に出ている間、この街には大きな本屋さんができた。


とてもオシレで若い人たちに人気スポットになっている。


他にもちょっとしたお店ができたり、コンビニができたりといった変化はあった。


「お、この食堂は変わらないな」


幸せ食堂の前まで来て、雄介叔父さんはそう言った。


店の窓を見ると、店内でタエが掃除をしている姿が見えた。


その姿にドクンッと心臓が高鳴る。
< 151 / 212 >

この作品をシェア

pagetop