黄色いレシート
友は自分の体温が少しだけ上がるのを感じて、タエから視線を外した。


「今日はもう閉店か。もう少し早く来ればよかったかなぁ」


残念そうに言う雄介叔父さん。


「明日、また来ればいいじゃん」


「おぉ。そうだな」


そう言って食堂を通り過ぎようとした時だった。


不意に雄介叔父さんが立ち止まり、消えかけている食堂の看板を見上げた。
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