君が好きです
*翼side*


誰にも、託したくない。


だけど、逃げることはアイツにだって出来るだろう。



正直、不安は隠せない。


あの男が、追ってるんだから。


俺はポケットからスマホを取り出すと、耳に当てる。


その合間、殴ってくる奴等を足で蹴散らす。



「ふざけんな‼」


ガスッ、ドカッ。

チッ、うぜー。


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