【短】世界でたった一人、愛してはいけない『人』
第三章 やっと会えました!

✽✽✽


「ルルちゃん! 大丈夫!? 変なことされてない?」

『……にゃ?』


目が覚めると、神様の腕の中に私がおりました。

どうしてか必死な神さまに、私は笑いをこらえることができません。

だけど、久しぶりの神さまに私はホッとして神さまの腕にスリスリと擦り寄ります。


「あぁー! ルルちゃんは本当にかわいいなぁ~!!!」


神さまは天を見上げ、感謝の言葉を述べています。


……神さまは神さまのはずですが……。

いったい誰に感謝しているのでしょう?


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