甘い魔法にかけられて
一人暮らしのアパートに置くには
大きすぎるソファ

憧れも相まってここを占拠する理由にも繋がる

本当のところは不得意なコミニケーションタイムから逃げているだけ

そんな根暗な部分も理解してくれている事務所の人達は
あえて理由も聞かず放置してくれてる

・・・短大でアルバイトしてて良かった

何度も何度も思う文具店の店主への感謝

小学校前で小さな店舗を切り盛りする
老夫婦をいつも思い出す

「今度の休みに顔を出してみよ」

ポツリ呟くとスマートフォンを操作する
柱時計で残りの時間を確認して
いつもの様にパズルゲームを始めた

と、ここまでは不変の日常

それがこの日に限って邪魔が入った
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