溺愛プリンス~秘密のフィアンセ~
「…泣かないで、美々」
「…泣いてません」
強がる私に、ルイは、続ける。
「…声が震えてるよ」
「…」
黙りこむ私に、ルイは、もう一度謝った。
「…美々、不安にさせてゴメン…噂になってる彼女とは仕事上の関係で、男女の関係はないよ。この言葉に嘘はない」
「…ルイさんの事は…信じてますから」
「…ありがとう、美々。しばらくゴタゴタして、美々には会いに行けないけど、必ずまた、美々に会いに行くから」
「…はい」
「…この先、どんな報道がなされても、私には美々だけだから」
「…その報道に、私が耐えられなかったら?」
「…美々は、私とは離れられない運命だよ」
『社長、来客が…』
受話器越しに、秘書の声が聞こえた。
「…わかった。…美々、私は美々だけを、愛してるよ」
「…私もです」
「…ちゃんと、言葉で聞きたいな」
「…」
「…美々、お願いだよ」
「…私も、ルイさんが好きです」
そこで、電話は、切られた。
…ルイの言葉を、今は信じるだけ。
私は、スマホを握りしめ、そのまま眠りについた。
「…泣いてません」
強がる私に、ルイは、続ける。
「…声が震えてるよ」
「…」
黙りこむ私に、ルイは、もう一度謝った。
「…美々、不安にさせてゴメン…噂になってる彼女とは仕事上の関係で、男女の関係はないよ。この言葉に嘘はない」
「…ルイさんの事は…信じてますから」
「…ありがとう、美々。しばらくゴタゴタして、美々には会いに行けないけど、必ずまた、美々に会いに行くから」
「…はい」
「…この先、どんな報道がなされても、私には美々だけだから」
「…その報道に、私が耐えられなかったら?」
「…美々は、私とは離れられない運命だよ」
『社長、来客が…』
受話器越しに、秘書の声が聞こえた。
「…わかった。…美々、私は美々だけを、愛してるよ」
「…私もです」
「…ちゃんと、言葉で聞きたいな」
「…」
「…美々、お願いだよ」
「…私も、ルイさんが好きです」
そこで、電話は、切られた。
…ルイの言葉を、今は信じるだけ。
私は、スマホを握りしめ、そのまま眠りについた。